間違い=失敗?

以前、スタップ細胞が問題になりました。
簡単なやり方で、IPS細胞のような多機能細胞ができるという話でした。
その是非は私はわかりませんがその際のテレビに出ていた研究者の話がずっと心に残っています。
スタップ細胞の論文が発表された際、世界中の科学者が真似してみました。
その中の一人の方ですが、テレビのインタビューで、こう答えていました。

「この方法ではスタップ細胞ができないことが確認できました。」

なるほど。失敗とは言わないんですね。
成功までの道はたくさんある道の一つで、今回はうまくいかなかった。ただ、
「成功しないやり方」を見つけた。
失敗は諦めたとき。たとえ、自分が見つけられなくても後に続く研究者が見つける。
研究ってすごいな思いました。
今、勉強している内容は難しくてつまらないかも知れません。
しかし、これが将来、みなさんの夢のための第一歩となるんです。

数学も理科も先人たちが見つけた定理・法則をまとめたものです。
我々はそれを学び、発展させ、今の研究、次の世代に引き続くことができます。

勉強ってそう考えると壮大なストーリーがあると思いますよね。